テクニカルプア

備忘録と若干の補足

mikutterを日本語化する

 2014年5月7日、mikutter 3.0.0-alpha1が公開された*1おめでとうございます)。

で、ver. 3.0からついに多言語に対応される事になり、日本語を介する者以外にもmikutterへの道が開かれた。多言語化に際し、使用されている言語の識別はシステムのロケールの設定から判断される。

 しかし、システムのロケールは日本語だけどCUIでなんかするときは英語のほうがいいという、私のような非国民には、このロケールから使用言語を識別するというのはちょっと問題になる。というのも、ロケール、とくにLC_MESSAGESがen_US.UTF-8に設定されているため、mikutterは言語環境を英語と解釈してしまっているようなのだ。

 さて、Arch LinuxにおいてはmikutterはAURで提供されており*2、そこでのPKGBUILDでは、mikutterの実体は/opt/mikutter/下にインストールされ、/usr/bin/下には/opt/mikutter/下のmikutter.rbを実行するように記述されたシェルスクリプト(/usr/bin/mikutter)がインストールされるようになっている。mikutterを起動する時にmikutterの実体が直接呼ばれるわけではなく、シェルスクリプトを経由して実行されるならば、/usr/bin/mikutterの内容を編集し、LC_MESSAGESをja_JP.UTF-8に設定してから/opt/mikutter/mikutter.rbを実行すれば良いはずだ。

 というわけでmikutterをja_JP.UTF-8な環境の下で実行するための、PKGBUILDへのパッチを書いた。

*1:mikutter開発日記: mikutter 3.0.0-alpha1、記事を書いている現在ではalpha-2が最新

*2:AUR (en) - mikutter