KDE 4.9.4にてログイン後スプラッシュスクリーンで固まる問題への対処法
2012-12-26 追記
本文中で紹介したフォントをインストールしただけでは依然としてスプラッシュスクリーンで固まってしまうことがあるようだ。 フォントをインストールした後、kdmを使わずにGUI環境を立ち上げ(例えばkdmをsystemdで運用する事としてプロセスを一度落とし、startxでtwmを立ち上げる)、その上でsystemsettingsを起動してフォントを適当なものに変更する必要がある。
Arch LinuxにてKDEを以下のように構成(minimal install)するとログイン後にスプラッシュスクリーンでハングアップするようになった。
# pacman -S kdebase phonon-vlc
ログを見てもKDEが正常に動作しているマシンのそれとさして変化が見られず、どうにも原因がわからない。kdebaseでなくkde-metaでKDE全体のパッケージをインストールすると何も問題なく動作するので
simple, lightweight
を貫き通すのをやめて運用していたが、ArchWikiを徘徊しているうちに原因がわかった。
https://bugs.archlinux.org/task/26012にバグとして報告されているように、phonon-vlcあるいはphonon-gstreamerが依存関係としてttf-freefontやttf-dejavuといったフォントを必要としているにも関わらずそれらのフォントがインストールされていないために起こるバグのようだ。
だが以上のフォントをインストールすれば解決するかと言えばそれだけでは不十分のようで(現に以上をインストール後起動させてみたらハングした)、上述のページにおける2011年9月15日のFabian Homborg氏のコメントを参照すると以下のフォントをインストールしなければならない。
# pacman -S ttf-dejavu ttf-liberation ttf-freefont ttf-bitstream-vera ttf-linux-libertine ttf-inconsolata
実際に以上のフォントをインストールしてkdmを走らせてみたら正常に動作した。